篠ノ井塩崎地区にある山城で、別名白助城[しらすけじょう]とも呼ばれる。
応永7年(1400)の大塔[おうとう]合戦の頃から赤沢氏の居城であったが、戦国期には塩崎氏が支配した。天文22年(1553)に塩崎氏は屋代[やしろ]氏とともに武田晴信(信玄)に出仕したことにより、以降、武田軍の川中島進出の前衛拠点として利用された。永禄7年(1564)第5次川中島の戦いでは、北信濃へ進軍した武田信玄はこの塩崎城に布陣し、川中島出兵した上杉謙信と対陣したといわれる。
雨乞い祭りの三十三灯籠で知られる古刹長谷寺(はせでら)の西北にあり、石仏が立ち並ぶ本堂裏手の山道をのぼると城跡にたどりつくことができる。
- アクセス
- JR中央本線稲荷山駅から徒歩30分